7月18日から20日まで、京都で開催されているBitSummitには、多くのゲームクリエイターが集まります。今回は、第一線の現場で活躍するクリエイターたちが、一体どんなゲームに注目しているのかをリレー方式でご紹介していきます。スタートは、1FのKOCCA(韓国コンテンツ振興院)のブース。『MONOWAVE』を開発したのstudioBBBより、CEOのイム氏からです!1人目_イム氏(BBB)「studioBBB」でリーダーを務めるイムです!私たちは韓国の大学生3名でチームを組み、「MONOWAVE」という作品で起業しました。遊んでくれた方の心に響くゲームを作ることをモットーに、現在も制作を進めております。■開発しているゲーム:MONOWAVE『MONOWAVE』は、感情をテーマにしたパズルアクションゲームです。精霊となった「幸せ」「悲しみ」「怒り」「不安」の感情を操作して、混乱に満ちた世界を救う冒険を描きます。精霊ごとに異なる特徴を持っており、感情を分け合う共感を活用しながらステージを突破していくようです。Steamページ■気になるゲーム:破滅のオタク【ゲーム紹介】『破滅のオタク』は、現実世界とゲームの世界を行き来しながら物語を進める全20種類のマルチエンドを持つアドベンチャーです。主人公は日本限定のアニメグッズを購入するためオタク仲間と共同購入を進めますが、私的な理由で使い込んでしまい借金を背負うことに。プレイヤーの選択次第では、破滅したり立派な社会人として改正させることも可能です。Steamページ【キム氏からの一言】まだ全体のブースを見切れていないのですが、同じ韓国出展の『破滅のオタク』が気になるので是非チェックしてみてください!2人目_リー氏(KiwiSaurus)「KiwiSaurus」のリーと申します。制作中の『破滅のオタク』では、全体の企画とピクセルアートを担当しており、プログラム担当と原画イラスト担当の3名体制で開発中です。自分たちだけで開発するのは今作が初めてなので、どう遊んで貰えるかとても楽しみにしています!■気になるゲーム:SHOJING ショウジング【ゲーム紹介】『SHOJING』は、かわいいネコを操作してタイミング良く障子を破るカジュアルなランアクションゲームです。マウス操作とワンボタンで簡単に出来るのため気軽に楽しめるだけでなく、コンボを繋ぐとスコアも増えるのでスコアアタックとしても楽しめます。ネコだから許されますが、人間の皆さんは決して真似をしないでください…!Steamページ【リー氏からの一言】最初は「可愛い猫ちゃんが勢いよく窓を壊している!」と思い衝撃を受けました。見た目のインパクトが強かったので、遠くから見えた際の印象も強く残っています。3人目_宮本氏(Kafka Games)「Kafka Games」でディレクターを担当している宮本と申します。本業でゲーム制作現場を10年ほど経験しており、去年から『SHOJING』の開発をスタートしました。現在は2025年発売を目標に全力を注いでいます!■気になるゲーム:天使機構執行部魂救済課【ゲーム紹介】『天使機構執行部魂救済課』は、人間の仕業とは思えない”霊害事件”を調査する組織「天使機構」を舞台とした公安バディ×怪奇現象ミステリーアドベンチャーです。「会話」「推理」「救済」のステップで物語は進み、プレイヤーはそれぞれのパートを行き来しながら事件の真相をつきとめます。すべての事件を紐解くカギは──、「記憶」だ。Steamページ【宮本氏からの一言】キャラデザや画面作りをひと目見た時からピッカーンと来ました。今の注目度の高さも当然オブ当然ですね。開発応援しております!4人目_鴨肉ドブ氏(ヨクニク)ゲームサークル「ヨクニク」の鴨肉ドブと申します。『天使機構執行部魂救済課』は個人で制作しており、第1作目のゲーム制作なので緊張しています。まだまだブラッシュアップしていきますので是非遊びに来てください!■気になるゲーム:TIMEMOON【ゲーム紹介】『TIMEMOON』は、過去と未来を行き来できるタクシーの運転手となり、お客とコミュニケーションを図るSFタイムトラベル・アドベンチャーです。搭乗者全員が「大統領暗殺の容疑者」となっており、オモテとウラの面を持っているのも特徴。選択肢によってタイムパラドクスが発生すると、あるはずの無い真実が生まれることも。Steamページ【鴨肉ドブ氏の一言】やっぱりココロ・テンさんの『タイムムーン』ですね。昔からアドベンチャーを作ってらっしゃいますし、今作も世界観が素敵なので気になります!5人目_ココロ・テン氏(Kenkou land)『TIMEMOON』を制作しているココロ・テンと申します。学生時代からゲーム制作を経験しており、2013年には『世界滅亡共有幻想マミヤ』というアドベンチャーをリリースしました。時間とコミュニケーションをテーマにしたゲームを良く作っています。■気になるゲーム:MotionRec【ゲーム紹介】『MotionRec』は、『記録(REC)』と『再生(PLAY)』を活用するレコードパズルアクションです。移動とジャンプのシンプルなゲーム性のなかに、2つの要素が加わることで複雑な動きを生み出せます。一見すると登れない壁にぶつかっても、事前に『上昇する』動きを記録&再生で突破できるなど柔軟性の高いギミックを含んでいる点が特徴です。Steamページ【ココロ・テン氏の一言】我々のブースの裏に展示されている『MotionRec』が面白かったです。ゲーム性もそうなんですが、見た目もお洒落なので覗いて見てください!6人目_shoma氏(HANDSUM)『MotionRec』をHANDSUMというチームで開発している「shoma」と申します。大学でデザインを学んでおり、社会人になってからゲームに触るようになったので遅咲きの開発者かもしれません。■気になるゲーム:黒くないカギで開かないドアはない【ゲーム紹介】『黒くないカギで開かないドアはない』は、文章で構築されたステージの”概念”を活用するパズルゲームです。「ない」という言葉を足し引きして概念を否定し、ルールを改変することでギミックを解いていきます。例えば「カギは重くない」-「ない」=「カギは重い」となり、落下してきたカギを拾えるといったイメージです。Steamページ【shomaさんからの一言】わたしはゲームシステムを考えるのが好きなので、『黒くないカギで開かないドアはない』のような面白いギミックを採用している作品に興味を惹かれますね。7人目_ZeF氏(Studio ZeF)学生創作サークル「Studio ZeF」の「Zef」と申します。大学に入ってからゲーム開発を始めたので、本格的に動き出したのは大体4年前です。シンプルなパズルが好きで『Tournamentris』という別のパズルゲームも作っています。■気になるゲーム:Re:Connect【ゲーム紹介】『Re:Connect』は、コードを繋いで電脳世界のバグを取り除いていくパズルアドベンチャーゲームです。主人公はデバッグAIとして電子機器にハッキングを試み、暴走するAIを止めてココロを修復していきます。コード繋いでプログラミングを組むパズル要素はもちろん、現実世界とAIの両方を救うハートフルな物語にも注目です。Steamページ【ZeF氏からの一言】同じiGiのブースになってしまうのですが、まーぴょんさんの作っているパズル作品が気になっています。倉庫番方式のギミックで分かりやすいのも好きですね。8人目_まーぴょん氏(Studio Wink)まーぴょんと申します!ゲーム会社に5年勤務した後、現在は実家の農業を手伝いながら個人で『Re:Connect』を制作しています。昼は農業で身体を身体を動かし、夜はゲーム開発を進めている形です。二毛作スタイルですね(笑)■気になるゲーム:Lily in DreamWorld【ゲーム紹介】『Lily in DreamWorld』は、死んでしまったミニチュアダックスの「リリー」が、悪夢にうなされる飼い主を守るために夢の中で奮闘する無双アクションゲームです。悲しい設定ながらもゲーム性は爽快感のあるものとなっており、レベルを上げることで誰でも気軽に敵を薙ぎ払えるゲームバランスとのこと。Steamページ【まーぴょん氏の一言】優しくて温かみのある物語なのでヨシオさんのゲームが好きです。実話がベースになっているので、もし良かったらお話を伺ってみてください。9人目_ヨシオ氏(ヨシオゲームズ)ヨシオゲームズの代表「ヨシオ」と申します。元々は不動産の営業という別業種で働いていました。数年前に愛犬を失ってから自分のやりたいことについて考えた結果、過去の経験を元にしたゲームを作ろうと思い開発者に転身しました。■気になるゲーム:飛べない鯉はただの鯉【ゲーム紹介】『飛べない鯉はただの鯉』は、独自エンジンによって作られた横スクロールアクションです。敵を踏んづけることで上昇する空飛ぶ鯉を操作し、空高く飛んでハイスコアを狙う作品となっています。ゲーム開発歴2年の学生作品ながらも、TOKYO MX番組で全国放送もされた話題作です。【ヨシオ氏の一言】学生さんの作品なのですが、こだわって作られてて熱量も感じられるので気になっている作品です!10人目_黒河氏,久一氏,大川氏(日本工学院専門大学)▲左から黒河氏、久一氏わたしたちは日本工学院専門大学に在学しており、3名体制でゲームを作っています。ゲーム開発は学校に入るまで未経験の状態でしたが、スキルアップのためにゲームエンジンを分解して独自エンジンで組み上げる経験を積んだ結果、良い作品が作れたかなと思っています。■気になるゲーム:Get a くるくる【ゲーム紹介】『Gef a くるくる』は、椅子をくるくると回すことでジョイコンが反応し、回転速度や回数に応じて異なるエンディングを迎える特殊コントローラー型の作品です。神様に「人間の数を程よく減らしてくれ」と命じられ、椅子を地球に見立ててクルクルすることで緩やかに人口を減らしていきます。【チームの皆様からの一言】奥の方にあった椅子をクルクル回すゲームが面白かったです!青い椅子がぽつんと置いてあるので、すぐにわかるかなと思います。リレーコラム後半に続くまずは全10作品をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。似た作風のゲームが繋がっていく近似性はもちろん、思わぬ場所からパスが飛んでいく意外性もあり、さまざまなゲームをご紹介できたと思います。後半では、引き続き『Get a くるくる』から続くリレーを楽しみにして頂けると幸いです。土日も引き続き盛り上がっていきましょう!